ありそうでなかった!長めの裄の半じゅばん
着付師の佐川由希さんが背たかさんの悩みを解消するためにつくった半じゅばん。身長167cm、手足はすらりと長く、人もうらやむスタイルだが、着物を楽しむうえでは、背の高さと裄の長さは悩みのタネでもあった。特に困ったのが肌着の問題。アンティーク着物が好きなので、肌着は替え袖で裄を調整できる半じゅばんを愛用していたが、既製の半じゅばんだといつも決まって着物の振りから替え袖が出てしまう。あちこち探したが、納得のいく半じゅばんが見つからない。「ならば自分でつくっちゃおう」と一念発起し、一からつくったのが「おべべとにゃんこ」オリジナルの裄長半じゅばんだ。
まず、裄長さんでも替え袖で裄を調整できるよう、半じゅばんの肩幅を35cmに広げた。苦しくなく紐を締められるように、紐の位置も低くした。「背たかさんは胴が長いので、既製品だと紐の位置が高すぎ、衣紋が詰まってしまうんです。紐の位置を下げることで胸まわりが楽になり、衿元も安定します」
身頃には、綿麻の楊柳地を採用した。楊柳はさらしに比べてやわらかく、伸縮性があるので着つけもしやすい。「綿麻は麻100%ほどひんやりしないので、一年中着られます」。
製造は「き楽っく」で知られる和装小物のメーカー「衿秀」が担当。「き楽っく」の替え袖を使えるように、着脱テープの位置も計算している。シンプルだけど、これまでになかった肌じゅばん。悩んでいた背たかさん、裄長さんは、試す価値あり。
サイズ:約身丈(肩から)60・肩幅35・筒袖幅22・前幅31cm(替え袖部分)着脱テープ付き、原産国:日本、素材・原料:(身頃)綿85%・麻15%、(筒袖と胸紐)綿100%、(半衿)ポリエステル100%
下着のため、開封後の返品はできません。実用新案権登録番号 第3233037号
カタログID:21-006-19/66-001-036/22-007-26